猫を室内で飼うとストレスが溜まって良くない?

野良猫のイメージが強い人だと、飼い猫であっても外で自由に遊ばせながら飼うのが猫にとって幸せなことだと思うことがあるでしょう。ですが、猫の場合には室内飼いに徹しても大丈夫です。元々狭い場所が好きな動物であり、テリトリーを広く保つ傾向がそこまで強くないため、狭い室内でもストレス無く過ごせることが多いからです。

この点が犬と違って飼いやすく、近年人気が高まっている理由の一つです。しかし、室内飼いに徹すると猫が運動不足に陥るのではないかという不安が出てきます。運動不足になると猫にストレスがかかるため、健康に良くありません。

ですが、室内であっても工夫を凝らせば運動不足を解消できます。犬にとっては散歩が運動になります。一方の猫の場合は犬のように横へ移動する方法が運動になるとは限りません。縦方向への移動で運動できるのがポイントです。

歩行よりもジャンプできる場所を用意すると、猫にとって良い環境を作れます。市販のものを利用するなら、キャットタワーを使いましょう。猫の動きやすさを計算して作られたものなので、飼い主が知恵を絞る必要なく、簡単に設置できるのがメリットです。別の方法を利用するなら、棚やテーブル、タンスなどを設置して部屋に段差を作ってみましょう。

昔の日本でよく使われていた、階段付きのタンスのようなものでも構いません。室内飼いに徹すれば、猫が交通事故にあわないメリットがあります。また、ウイルスや細菌、寄生虫などの病気の原因になるものを寄せ付けずに済みます。野良猫と喧嘩をして、大怪我を負うリスクもありません。

飼い猫がメスだった場合に、妊娠して帰ってきてしまうことも防げます。たくさんメリットのある猫の室内飼いですが、室内でも気をつけるポイントがあります。キッチンのガスコンロ周辺、ストーブの近くなど、火傷の危険がある場所へ安易に猫を寄せ付けないようにしたいところです。水を張った浴槽も溺れる危険があるので注意しましょう。

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