家の近くを散歩していた時に、堤防の草むらのところから猫の鳴き声が聞こえました。子猫なのです。そして近づくと、やっぱり子猫が草むらの中で鳴いていました。その猫は、珍しく首輪のようなものをしているのですは多分飼い猫かなと思って、その場所をたちさりました。その後はいつものように、散歩をしていたのです。
しかしその途中で、雨が降ってきたので自宅に帰ることにしました。その時、ふとあの猫ちゃんはどうなっただろうと思ったのです。飼い主に見つけてもらうことができただろうかと心配になったのです。そこで元にきた道を引き返してみました。すると、やっぱり猫ちゃんがいるのです。しかも 雨に濡れてしまい、ブルブルと震えていました。その姿を見て、助けたいと思ったのです。
自分のTシャツにくるんで、急いで自宅につれて行きました。主人にいうと、飼いたいとのこと。それは当然のことです。私だって、可愛い猫ちゃんをもちろん飼いたいです。しかしその猫は、首輪が付いているので、飼い主がいると思ってなくなく警察署に預けることにしました。
つれて行く時も、そのまま自宅に引き返そうかと何度も思いました。しかしやっぱり飼い主さんが探していることを思うと、警察署に預けることが一番ですね。つらい気持ちを抑えて、おまわりさんに抱っこしてもらいました。
その後は書類を記載して、もしも飼い主が見つからない時には連絡をしてもらうように伝えました。その時は、堂々と飼いたいと思ったのです。そして警察署を後にしました。
その後は、警察署から連絡がありません。ということは、あの猫ちゃんは飼い主の元に帰ったということですね。そのことが一番いいことです。しかしやっぱりもう一度会いたい。小さい子猫が震えていた姿を忘れることができないのです。その姿を夢に見ることも。
その猫ちゃんは我が家でいる時に、にゃーと名づけました。部屋の中を怖かったのか逃げ回っていました。ニャーは今頃どうしているだろう。幸せだろうか。もう一度会いたい。
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