猫と暮らしたい

私は犬を2匹飼っていますが、猫と暮らしたことはありません。
しかし、祖母の家には猫が3匹いるので、会いに行くのを楽しみにしています。
いつも思うのですが、犬と猫は本当に全然違います。
まず、猫は散歩に行かなくて良い…! というか、田舎の猫なので勝手に自由気ままに外を歩いて、家にフラリと帰ってきます。
勝手に散歩に行くので放っておいてね、という感じです。
行きつけの家などもあるようで、他所のお宅で自由気ままに可愛がられる時間などがあることも、ビックリしました。
しかし、朝ご飯と夕飯の時間には、必ず家に帰ってきて、決まった場所で待機しています。
また、私は猫が可愛くてたまらないので、撫でまわしたり、オモチャで遊んであげたりしたいのですが、彼らは意外とツーンとしています。
あまりしつこく構うと、容赦なく引っかかれます。
…かと思えば、急に向こうから擦り寄って来て、遊んで遊んでとくっついてくることもあるので、その自由気ままさとワガママさと誇り高き態度には驚くばかりです。
しかし、そこが犬とは違うところで、可愛くてたまらないところでもあります。
「猫と暮らしたい」と思ったもう一つの理由は、作家の角田光代さんのエッセイ『今日も一日きみを見てた』を読んだことも理由です。
猫と暮らしたことのない著者が、アメショーのトトちゃんと一緒に暮らすことになるエッセイです。
まるで人間の子供のようなトトちゃんが本当に可愛らしくて、読んでいるだけでメロメロになってしまいました。
一緒に寝て起きて、ご飯を食べて。
気に入らないことがあると、ちょっとだけ怒って。
著者がトトちゃんを見つめる視線は愛情がいっぱいで、「いなくなったらどうしよう」と心配する様子や、猫に対する考え方が良い意味で変わっていく様子もとても印象に残りました。
犬も猫も小さいけれど、とても存在感が大きく、愛しい生き物です。
お世話をするのはお金もかかるし簡単ではないけれど、だけどどんな苦労をしても一緒に人生を過ごしたいと思うパートナーでもあるのだと思います。
いつか猫とも一緒に暮らしてみたいです。

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