猫に多い病気について

猫も人間と同じで様々な病気にかかることがあります。やはり生き物ですから、どうしても病気になることは避けられないのです。愛猫に長生きしてもらうためにもとにかく日頃から健康管理をしっかりしてあげることが大切です。猫は、種類によってもかかりやすい病気があります。例えばメインクーンなど大型種ですと先天的な心臓病を抱えている子が多いといわれていますし、アメリカンショートヘアなども、心臓のトラブルが多いことで知られています。ですから、まず自分が飼っている猫の種類がどのような疾患が多いかをネットなどを使って情報収集をしておくと、その病気に対する予防策をあらかじめ講じることができるので健康を守ることに大きく役立ちます。

どの種類の猫でも非常によくみられるのが、腎臓疾患です。猫は尿を腎臓で濃縮してから排出するという機能なので、腎臓に負担をかけやすいのです。ですから腎臓からつながる膀胱や尿路なども常に細菌による感染を起こしやすい部分になっています。そのためぼうこう炎や尿路感染症などの病気にとてもかかりやすいのです。

猫を長生きさせるためには、腎臓などの尿路系の臓器をいかに健康に保つかが重要なポイントになります。ですから日頃から新鮮な水をたっぷりと用意してあげて、しっかり水を飲んでもらって尿をたっぷり作り腎臓や膀胱内の細菌を常に洗い流すようにしたいものです。また猫はだいたい10歳以上のシニア年齢になってくると腎機能が低下してくる子が多くなってきます。急に水をごくごく飲み始めたり、毛艶が悪くなったり、食欲が落ちてきたなどの症状が出てきた場合は、すでに腎臓機能が半分以下に落ちてしまっている場合がほとんどです。ですからなるべく早く気づいてあげて、腎臓に負担をかけない食事に切り替えることが大切です。

動物病院では腎臓用の処方食を出してくれるので愛猫が10歳以上になったら一見元気そうに見えても健康診断を受けて腎臓に負担をかけない処方食に切り替えると良いでしょう。

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