いつか猫と暮らしたいと思いつつ、現在は2匹の犬と暮らしているお友達。
そんなお友達は猫ちゃん見たさに、ブログや動画、書籍などを読み漁る日々を送っているのですが、最近また魅力的な猫の漫画と出会ってしまいました。
志村志保子さんの『はじめての猫』という漫画です。
主人公は、医療機器メーカーに勤める25歳のOL・江衣子。
彼女は就職して3年。
大学時代から付き合っていた彼とは2年前に別れたきり一人ですが、地味ながらも平穏な日々を送っていました。
そんなある日、江衣子は友人の付き添いで行った仔猫の譲渡会で、特に気になった一匹を、衝動的に連れて帰ってしまうのです。
これまで猫を飼った経験もないし、猫を迎える用意だって何も出来ていない。
普通に考えたら「無責任な…!心配…!」と思ってしまうかもしれませんが、彼女のその後の行動が素晴らしかったのです。
彼女は帰宅後すぐに、「はじめて猫を飼う人へ」という本を読んで、ただちに自分の行いを反省します。
ペット不可のアパートに住んでいた江衣子は、翌朝、不動産屋に飛び込み、猫と暮らせる家を探します。
また、仔猫の食や好み、性格、生活習慣などを日記に記録し始めるのです。
そして病院に連れて行き、避妊手術を受けさせたり、少しの休憩時間にも家に帰ってきて猫を見守ったり…。
また、「ナッカ」と名づけられた仔猫に出会ってから、江衣子自身も変わりはじめるのが印象的でした。
普段から感情を表に出すタイプではなく、周りからは「テンション低い」と言われていた彼女。
ですが、「彼氏できたでしょ?」と言われるほど表情が優しく朗らかに、そして明るくなり、イキイキと生活するようになったのです。
動物が人間に与える影響と言うのは、本当に大きくて、素晴らしいものなのだなあと感じる、とても優しい漫画でした。
少しずつ、距離を縮めていくナッカと江衣子に胸がキュンとしました。
犬も猫もそれぞれの可愛さがあって最高だなあと思います。
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