お友達は仕事でクタクタになって家に帰ってくると、アメリカンショートヘアのミアに癒されています。なついてくるのはたまになのですが、その自由さが私に癒しを与えてくれるのです。
ネコはなんの責任感もありません。何かにがんじがらめにしばられているわけでもありません。ストレスで押しつぶされそうになることもありません。ノビノビと気楽に生きています。そして美しい毛並みと愛らしい顔を持っていて気高く生きているような気がするのです。私とは大違いです。
お友達はいろいろなしがらみの中で、ストレスを感じながら日々生きています。自分らしさとは何かということを考えることも最近ではなくなりました。それどころか自分らしさなど自分の人生や仕事など関係ないと思いはじめているくらいです。そしてネコのように人に愛されるようなルックスをもっているわけでもありません。逆に見向きもされないくらいです。
そんな自己嫌悪になっているときにミアになつかれると心が救われるような気がするのです。ミアに必要とされているということがとても嬉しいのです。
そして、少しでも自分の人生を自分らしく気高く生きようという気分になるのです。身動きがとれないほどがんじがらめにからまった心をときほぐして、自分らしく人生を生きていこうという勇気が湧いてくるのです。
人間とネコは違う生き物です。違うというだけで、どちらが偉いというわけではありません。ただ違うというだけです。ネコに素晴らしいところがあるというのならば、人間にも素晴らしいところがあるのです。
ネコらしい魅力があるというのならば、人間らしい魅力というものもきっとあるはずなのです。ミアを見ているとそう思えるのです。少しでも魅力のある人間になっていきたいという心の底から湧き上がる願望というものが湧き上がってくるのです。
疲れ切っているときにそうしてお友達はミアに癒されるのです。寂しくて飼い始めたミアに、救われている部分が本当に大きいです。
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